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2022 あけましてめでとうございます

POSTED | 2022年1月1日
2022 あけましてめでとうございます

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年のご挨拶、気合いをいれて(笑)対談ページからスタートいたします。

実は〈BonBonStore〉デザイナー井部祐子と学生時代からの同級生という〈KANEMAN〉プレスの三好和美さん。今回はそんな旧知の仲である三好さんに、昔からずっと好きなものや、どうしても集めてしまうコレクション、そしておしゃれに対するモチベーションなどについてお話をうかがいました。

2022 あけましてめでとうございます

井部 前回の〈Le pivot〉のデザイナー小林一美さんに続き、三好さんにもやめられないコレクションを見せていただきたくて。

三好 たくさんありますよ(笑)。今日はほんの一部を持ってきたのですが、大ぶりのアクセサリーが大好きなんです。特にバングル。

井部 三好さんは昔から、コンサバティブでトラッドなファッションが好きだけど、華奢なものよりも大ぶりなものが好きよね。

三好 そうなんです。可愛いものとか女性らしいものは大好きなんだけど、アクセサリーは大ぶりなものが好き。派手ですかね(笑)。よく使うものは木のボウルにまとめておいて、さっと手に取れるようにしています。こうして見ると、似たようなものばっかりですね。

2022 あけましてめでとうございます

井部 〈trippen〉のシルバーのレザーブレスを両腕にするのも可愛いね。イタリアのジュエリーブランド、〈ziio〉もたくさん持っているよね。

三好 〈ziio〉は今、〈KANEMAN〉でお取り扱いもしているんだけど、その前から好きで少しずつ買い集めていたんです。一つずつジップ付きのビニール袋に入れて、立体ポーチに収納。どんなものがあるかは全部覚えていて、洋服に合わせて使い分けています。とはいえ、なるべく満遍なく使おうとは思いつつ、やっぱりよく使うものって限られているかも。

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井部 持っているものってどれも好きなんだけど、自分のなかでのブームってない?

三好 あるある! 大好きで見ているだけで気分が上がるんだけど、なんとなく今の気分じゃないなってものはしまってあります。たまに久しぶりに見ると使いたくなったりして。

井部 知り合った頃はフリルがたくさんついたDCブランドとか着てたのよね。私と、vol.2にも登場してくれた岡本敬子さんとは同級生で、三好さんはいつも”可愛い”担当だった。ヒョウ柄とパールとか、ボーダーにパールの組み合わせとか、昔から好きよね。パールを見ると三好さんを思い出すくらい。

三好 うん、大好き。でも学生時代から岡本さんと井部さんという二大おしゃれ番長に挟まれてきて、私がおしゃれについて語れることなんてないんだけれど。

井部 三好さんはファンも多くて、素敵なプレスなのに、いつもこうして謙虚なの。三好さんが転職の合間にちょっと休んでいたときに、〈BonBonStore〉のポップアップを手伝ってもらったことがあるんです。そしたらすごく接客が上手で、隣の売り場の人にも「あの人いいわね」って褒められたりして。

三好 販売とか売り上げを上げることが得意なわけではないんだけど、人と関わったり話すしたりするのが好きなんですよね。ファッションも大好きだし、接客も好き。特に〈BonBonStore〉の商品がすごく好きだったから、売ろうっていうよりも、その魅力を伝えたくて紹介したくてたまらない!って気持ちだった。

井部 嬉しい。”好きこそものの上手なれ”だったんですね。

三好 その頃に買ったバッグがあって、レザーの端切れを集めてパッチワークしていたものでした。最初は可愛くて買ったんだけど、聞いてみたらそのままだと廃棄するだけの余った素材を、勿体無いから活かしたものだって。今はそういうものも増えてきたけれど、15年ほど前にはそういう発想はほとんどなかったと思う。

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井部 懐かしいな。今も、傘に使った生地の端切れをどうにか活かせないかなと考えて、小さなバッグを作っています。傘の端切れって三角形になってしまうのだけど、工場さんが丁寧に集めて送り返してくれるんです。使い道が考えづらかったけれど、そのまま縫い合わせてバッグにしようと思いついて。

三好 あれは可愛い! ちょっとしたギフトを入れたりするのにもいいですよね。

井部 そう、ブーケを入れたりね。意外と使えるんですよ。

2022 あけましてめでとうございます
2022 あけましてめでとうございます

三好 今はエコとかサステナブルだとか言われるけれど、その発想は井部さんのものづくりへの想いとか、素材への愛情から生まれているんだなと感じます。

井部 素材が本当に好きで、数年前も素材屋さんでレースを見ていたらなにかを作りたくなって。ずっと工場さんとやりとりしながらあたためてきた企画が今年、ようやく形になりそうなんです。レースのグローブなの。

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三好 すっごい可愛い! 洋画に出てくる小物みたいね。

井部 たくさん売れるものではないと思うんだけど、ドレッシーな装いだけじゃなく、Tシャツとデニムみたいなカジュアルな服装に合わせても可愛いと思うの。

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三好 ぴったりしすぎてなくて、少しルーズな感じも可愛い。タイトなレザーのグローブの上に重ねても可愛いかも。冠婚葬祭のときにお数珠とか手に持つだけでも、ポケットからのぞかせても素敵。おしゃれの楽しみが広がるアイテムですね。

井部 特に葬のときって、私たちファッション関係者っていわゆるフォーマルウェアがしっくりこないじゃない? そんなときにこんなグローブをつけていたら素敵よね。自分らしいファッションだったら、哀しみの席でも落ち着いていられる気がする。

三好 うん、わかる。おしゃれって、自分の気持ちにいかに心地よくマッチするかということが大切なんだと思う。私はいまだに朝、鏡の前で何度も着替えたりするもの。

井部 朝になったら気分が変わっていたり?

三好 頭のなかではばっちりハマっていたのに、実際に着てみると色や長さのバランスが気持ち悪くて、似たようなものとトレードしたりする。全部決まった!と思って靴を履いたら合わなくて、また着替えたり。夫には「たいして変わってない」って言われたりもします(笑)。

井部 でもその日の気分にかかってくるものね。

三好 そうなんです。自分にとって可愛いと思える格好だったら、1日中気分がいいし、仕事のテンションも上がって頑張れる。ルーティンで着てるようなコーディネートもあるんだけど、季節や天候によって少し変えるときもある。

井部 こんなに長くファッションに携わっていても、おしゃれって飽きないし楽しいよね。

2022 あけましてめでとうございます

プロフィール
文化服装学院のスタイリスト科を卒業後、アパレルメーカーに就職。販売、企画、PRなどの業務を経てKANEMANのプレスに。同社が取り扱うハリス、ハリスグレース、ラプレ、トリッペンといったブランドのプレスを担当。

※三好さんの収納術番外編

取材当日、持ってきていただいたアクセサリーは、
ジッパー付きのポリ袋に丁寧に小分けして、〈CI-VA〉のバッグにまとめられていました。
お気に入りだけど、今はあまり持ち歩かない、という”休憩中”のバッグの
活用方法としても素敵です。
それにしても三好さんは収納&片付け上手。
いつもこうして使うたびに戻していれば、整理整頓ができるものなのだなと。
見習います。

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撮影/福場慎二 ライター/藤井志織

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